ライフ・ビフォー・ライフ

ストーリー

新生児の蝶ブルーノは、実は自分の生まれた場所が最も良い場所だということに気づかぬまま、より良いものを探すために広い世界へと飛んでいく。悪意ある茂みはブルーノを磁石のように引きつけ、そして葉に着陸する直前、ブルーノは食べられてしまう。残った羽だけが、葉から落ちていく。羽は霧を通って別の世界に連れていかれる。その別の世界でのブルーノの冒険は、死後の世界についての講演が終着点。ブルーノがした予期せぬ質問――「あなたは間違ってませんか? 生の前の生が存在すると思っているなんて?」――に科学者は怒り狂い、倒れ、死んでしまう。 怒る聴衆はブルーノをも殺してしまう。科学者とブルーノの両方の破片は、霧を通ってまた次の世界に落ちる。両者は偶然同じ花に着陸し、互いを互いとして認識する。 短い会話の中で、彼らは、二人はともに間違っていなかったことを認識する。

監督プロフィール

Rao Heidmets

1956年、エストニアのパルヌ生まれ。タリン工科大学電気エネルギー学科で電気ネットワークとシステムのエンジニアの勉強を行った。1982年に卒業したのちにキャリアを変え、タリンフィルムにてアニメーション制作を始める。

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作品情報

監督: Rao Heidmets
2016年 / エストニア / 0:07:40