爆音上映『銀河英雄伝説 わが征くは星の大海』
宇宙を舞台に壮大なスケールで描かれ、不動の人気を誇る『銀河英雄伝説』の刊行35周年を記念し、劇場版第1作『銀河英雄伝説 わが征くは星の大海』を初の爆音上映。伝説の決戦シーンで流れる「ボレロ」で揺れる!
作品紹介
宇宙を舞台に壮大なスケールで描かれる傑作SFアニメ『銀河英雄伝説』。1988年から本伝110話、外伝52話、劇場公開作品3本という圧倒的なボリュームで展開され、アニメーションにおいても伝説の地位を不動のものとする。全編にわたってクラシック音楽が流れる本作において、「常勝の天才」ラインハルト・フォン・ローエングラムと、「不敗の魔術師」と呼ばれるヤン・ウェンリーが帝国軍と同盟軍を率いての、「ボレロ」が流れる決戦シーンは、今なお多くのファンの心をとらえ、SFファンに語り継がれています。今年新アニメプロジェクトも発表され、NHKの「ニッポンアニメ100」で行われた投票による「ベスト・アニメ100」では上位に登場。人気を不動のものとし、また“銀河声優伝説”と呼ばれるほど豪華なキャストによる本作、初の爆音上映で魅了されてください。
ストーリー
帝国暦486年。艦隊を率いてイゼルローン要塞を目指すラインハルトに、ミュッケンベルガー元帥より、要塞に接近しつつある自由惑星同盟軍艦隊を迎撃せよ、との指令が届く。ミュッケンベルガー元帥とその幕僚は、ラインハルトを皇帝の寵姫である姉の威光を借りる若僧と見做し、捨て駒として使おうと考えていたのだ。ガス状惑星レグニツァ上空での、同盟軍第二艦隊とラインハルト艦隊の戦闘は、レグニツァの過酷な環境により至近距離での乱戦となる。ラインハルトはこの特異な気象条件を味方につけ、第二艦隊に大損害を与えることに成功した。
その後、ロボス元帥率いる本隊と合流し、態勢を立て直した同盟軍艦隊は、予定通りイゼルローン要塞への進撃を続ける。帝国軍は、これをティアマト星域にて迎撃すべく艦隊を布陣した。左翼に配置されたラインハルト艦隊に下された指令は、敵正面への前進。司令部の意図を悟り憤然とする部下を抑え、ラインハルトは命令通り艦隊を進める。彼は同盟軍に接近すると、艦隊を敵前で回頭させ、双方の艦列の間を高速で通過した。その行動に意表を突かれた両軍だったが、気が付けば敵が眼前に迫っていた。もはや総力戦しかない。その後も、ラインハルト艦隊に翻弄される同盟軍。遂に撤退を決めるが、状況はそれを許さない。ここでヤンはひとつの陽動作戦を提案。思いもかけない行動で敵の攻撃を封じ込めることに成功した。「常勝の天才」「不敗の魔術師」、後にそう並び称されることになる二人は、後日、第四次ティアマト会戦と名付けられるこの戦いで、お互いの名を知ったのである。
爆音上映とは 爆音監修:樋口泰人(boid主宰)
- 音楽ライブ用音響
セッティングでの上映 - 爆音上映とは、通常の映画用の音響セッティングではなく、音楽ライブ用の音響セッティングをフルに使い、音量も限界まで上げ大音響の中で映画を観て、聴く試みです。
- 大胆かつ繊細な上映
- 一般劇場上映では聴くことの出来ない迫力と、その爆音によって視覚までもが変容して映画そのものも違って見えるトリップ感覚が体験できます。また、大音響でなければ聞こえてこない幽かな音を聴くという、大胆かつ繊細な上映となります。
- 爆音=良音=適音
- もちろん「爆音」とは言っても音を大きくするだけではありません。その映画にとって最適な音とは何か、その音があることによって映画が違って観えてくる、それぞれの映画における音の核心はどこにあるのか?そんな映画におけるベストな音の探求こそ、爆音上映の醍醐味です。映画にとって最良の音、最適な音が爆音上映にはあります。
作品情報
スタッフ
監督:石黒 昇 脚本:首藤剛志 演出:さかいあきお
作画監督・キャラクターデザイン:奥田万つ里
キャスト
【銀河帝国】ラインハルト・フォン・ローエングラム:堀川亮(現・堀川りょう)/ジークフリード・キルヒアイス:広中雅志
【自由惑星同盟】ヤン・ウェンリー:富山敬/ダスティ・アッテンボロー:井上和彦
1988年/60分/ブルーレイ/日本語音声
© 田中芳樹・徳間書店・徳間ジャパンコミュニケーションズ・らいとすたっふ・サントリー © 加藤直之