アニマテカ・プレゼンツ
東ヨーロッパの短編アニメーション特集
(イゴール・プラッツェル)
2004年に設立されたアニマテカ国際アニメーション映画祭は、中欧・東欧諸国で作られたアニメーション作品の配給と、上映の状況を改善する目的で設立されました。映画祭の重要な目的は、西欧およびその他の世界のアニメーションのプログラマーたちがこの地域の作品に親しみ、まだまだ小さな規模に過ぎないこの国々の短編作品を自分たちの映画祭に選出できるようになることでしたが、設立から数年でそれは達せいされています。今回のプログラムでは、東ヨーロッパの作者による過去の映画祭の受賞作品(世界中の映画祭でも受賞している)からの、強力なセレクションをお届けします。
映画祭や上映プログラムについての情報はwww.animateka.siでご覧ください。
イゴール・プラッツェル(アニマテカ国際アニメーション映画祭プログラム・ディレクター)
上映作品
Little Russia
監督:Gianluigi Toccafondo
Italy/France, 2004, 16′
Kleit / The Dress
監督:Jelena Girlin, Mari-Liis Bassovskaja
Estonia, 2007, 6’30’
Miramare
監督:Michaela Müller
Croatia, Switzerland, 2009, 8’
The Last Bus
監督:Ivana Laučikova, Martin Snopek
Slovak Republic, 2011, 15’20”
Fly Mill
監督:Anu-Laura Tuttelberg
Estonia, 2012, 7’
To Thy Heart
監督:Ewa Borysewicz
Poland, 2013, 10’08”
Boles
監督:Špela Čadež
Slovenia, Germany, 2013, 12’
ゲストプロフィール
イゴール・プラッツェル
イゴール・プラッツェルは1971年にスロベニアの海辺の街コペラで生まれた。スロベニア唯一のコミック誌Stripburgerの共同編集者を長年務め、1998年からはスロベニアン・シネマテークで月1のアニメーション映画上映を行う。フリーランスのジャーナリスト、アニメーション映画のプログラマーとして仕事をし、スロベニア国内外問わず、様々な映画祭や現代美術のフェスティバルにも関わっている。2008年から2014年にはザグレブ国際アニメーション映画祭でプログラム・アドバイザーの職も担当。スロベニアン・シネマテークは2012年、彼の著書The Filmography of Slovene Animated Film 1952-2012を出版。2017年2月には彼をスロベニアン・シネマテークのプログラム部門のキュレーター兼代表に任命した。2004年にはアニマテカ映画祭を設立し、アーティスティック・ディレクターを務めている。
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