Keep that dream burning

ストーリー

レイナー・コーバーガーのこの8分間の映画では、画面全体に極端に細かい白黒の粒子がスクリーン全体に撒き散らされながら、夢が燃焼していく。その後、粗い構造へと凝固すると、ギザギザの人工物や恒常的に変化する光の嵐へと変わっていく。フリッカー効果の導入により、浮遊するような電子音は穿孔するようなリズミカルな旋風に変わり、最後に向かって休息していく。次第深く深く成長するブラックホールのイメージになっていくのだ。活動的なオブジェクトや出来事が、動的なパーティクルから次第に物質化されていく。散乱する破片、火の玉、煙といったものはアクション映画でお馴染みの爆発のイメージを思い起こさせるが、最終的には静止して消えていく。

監督プロフィール

Rainer Kohlberger

レイナー・コーバーガーは、ベルリン在住オーストリア生まれのフリーランスのビジュアルアーティスト兼映画作家である。彼の作品は主に、平面性やドローン、干渉といったいったものに影響を受けた還元主義的な美学によるコンポジションに基づいている。彼の作品の中には常にノイズの層があり、それは究極的に抽象でありいつまでもファジーであるがゆえに無限の感覚をもたらすものとして彼を魅了している。彼の映画では、インスタレーションとライブパフォーマンスが最大の強度を生み出す。国際的にもいくつかの賞を受賞している。

作品情報

監督: Rainer Kohlberger
2017年 / ドイツ / 0:08:14 / Rainer Kohlberger