特集「アニメーションとインディ・ゲーム」
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近年目覚ましい成果を挙げつつある、アニメーション作家によるインディ・ゲーム制作の内実を探るトーク
監督プロフィール
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ミヒャエル・フライ
ミヒャエル・フライはチューリッヒをベースとする奇妙なプロジェクト専門の制作会社Playablesの共同設立者である。彼の作品は世界中で多数の賞を受賞。2014年には東京でのアニメーション作家のレジデンスA-AIRに招かれた。インタラクティブ・プロジェクトPlug and Playはインディペンデント・ゲーム・フェスティバルで新人賞(Nuovo Award)、東京ゲームショウ2015で最優秀美術賞および観客賞を受賞した。現在は集団心理についてのマルチメディア・プロジェクトKidsを制作中。
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CGアニメーションの革命児デイヴィッド・オライリーは、彼が近年取り組むインディ・ゲームの分野でも大きな話題を独占しつつあります。『Mountain』『Everything』という革新的なゲームを例に、なぜオライリーがアニメーションからゲーム制作へとキャリアを変えていったのかを語ります。
『Everything』公式サイト:http://www.everything-game.com/
監督プロフィール
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デイヴィッド・オライリー
デイヴィッド・オライリー(1985年、アイルランド生まれ)は、ロサンゼルスに拠点を置く映画作家・アーティストで、『Please Say Something』や『The External World』といった影響力ある短編作品の制作者である。そのアニメーション作品は数々の賞を受賞し、全世界で回顧上映も行われている。ピクサーやハーバード、イエーツ、USC、カルアーツ、もしくは多くの映画祭やカンファレンスでもレクチャーをしている。『アドベンチャー・タイム』や『サウスパーク』への脚本執筆や、スパイク・ジョーンズのアカデミー賞ノミネート作品『her/世界でひとつの彼女』内の架空のゲーム制作も担当した。
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アニメーションの世界にいる人々にとって「近くて遠い」分野であるインディ・ゲーム。その魅力と方法論について、世界のインディ・シーンで愛され、日本と世界をつなぐキーパーソンであるマルチメディア・アーティストのBaiyon氏が紹介する。インディ・ゲームのシーンで起こっていること/起こってきたことは、一体何か? (聞き手・土居伸彰)
ゲストプロフィール
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Baiyon
Q-Games クリエイティブ・プロデューサー
サウンドプロデューサー/クリエイティブディレクター/アートディレクター/ゲームデザイナー/DJと一つのジャンルに囚われず多岐の活動に取り組むマルチメディア・アーティスト。2004年米ドキュメンタリー映画「MOOG」に楽曲を提供しデビュー。オリジナルの楽曲のリリース、様々なメディアへの楽曲提供、コラボレーションを行ない、独自のスタイルで「Ricardo Villalobos」から「ストリートファイターII」までメディアを横断した非常に幅広いRemixも手掛けている。また、レーベルDescansoやアパレルブランドWhisper Notを手掛ける等活動は多岐に渡る。Q-Gamesとコラボレーションし、代表作『PixelJunk Eden』(2008)、「PixelJunk 4am」(2012)を共同開発。また、「LittleBigPlanet 2」などのサウンドデザインも手掛ける。2010年には米のゲーム専門誌「Game Developer」マガジンにてゲーム業界の重要人物50人に選ばれるなど業界内でも高い評価を得る。約15年間のフリーランス活動を経たのち、2016年にキュー・ゲームスへと入社。クリエイティブ・プロデューサーに就任し、独自のアーティストセンスを活かしたユニークな作品作りに取り組む。
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